鋼材見積りの壺 鋼板切断編。 鋼板切断方法の種類を知れば選択も広がります。
鋼材お見積りでああ出せばよかった、こう出せば安くなる?
知っておくと少しおトクかも!
小西鋼材
鋼材は何でもあります!
ではありませんが、お客様が
求める材質・サイズの組み合
わせでご用意出来る種類は
無限大です。
 
 
 鋼材見積りの壺
鋼材見積りの壺

鋼板切断編
 

レーザーカット編 
 
ここに穴あけてんか アングル鋼材に取り付け穴をあける
アングル鋼材穴加工編
 
取り扱い鋼材サイズ表
 一般鋼材 平鋼
 一般鋼材 丸鋼 ・四角鋼
 一般形鋼材
 S50C鋼材 
 磨き鋼材 平鋼
 磨き鋼材 丸鋼 ・四角鋼
 SGP
 STPG370
 STKM13A-SH
 OST-2
鋼材の値段を知ろうとすると、図面から材料を一つ一つ拾い出して
まず初めに見積りを依頼することになります。
材質・大きさ・数量。 

なるべくなら材料費は安くついたほうが良いし、加工に手間が
かからない
のは言うまでもないでしょう。
ここでは見積もりを出す前に少し考えて見ましょう。
どんなサイズか教えて?
 
必要な鋼材材料は殆どと言っていい程、重量表(サイズ表)を参考に
すれば目的の規格サイズを探す事が出来ます。
いまでは、各専門会社のHPには大抵UPされていますので、サイズ
を知ると言うことでは不自由しないと思うのですが・・・

ただ注文図面には、全ての部品が規格サイズにはまるような都合の
良い材料が使用されているものではありません。 検討がつかなけれ
ば、「この仕上がりサイズにはどんなサイズが適当ですか〜?」
と、意見を聞くような感じで見積りをする事もあります。

例えばこのようなお見積り。

SS 380Φ×20 (全仕上がり)※
SS 380Φ×50 (全仕上がり)
SS 580Φ×26 (全仕上がり)
SS 580Φ×20 (全仕上がり)
SS 580Φ×50 (全仕上がり)

安くつく方法で見積りください。

※ 外径も長さ(厚み)も最終仕上がり寸法の意味。
  ”all仕上り”と書いたりもします。


このようなお見積りの場合は、当店ではそれに近い1つ〜2つ
上の適当であるサイズを探して回答しています。

回答例は以下のような内容です。

SS 380Φ×20 (全仕上がり) ⇒ ガス切  25t×386Φ
SS 380Φ×50 (全仕上がり) ⇒ ガス切  55t×386Φ
SS 580Φ×26 (全仕上がり) ⇒ ガス切  32t×586Φ
SS 580Φ×20 (全仕上がり) ⇒ ガス切  25t×586Φ
SS 580Φ×50 (全仕上がり) ⇒ ガス切  55t×586Φ

ガス切りの場合はガス切り用鋼板の板厚規格より選び、外径は仕上
がり外径に”仕上げしろ”をつけた(ここでは6mm)サイズで見積り
しています。


丸鋼からの切断も同時に検討しましたが「加工効率(削り易さ)よりも
材料費が安くつく方法で」とありましたのでガス切りでお答えしました。


このように必要なサイズが規格表にはない場合には、最終的に仕上
がる寸法を書いて見積りを出してみて下さい。

見積りに条件を詳しく提示するほど見積もる側は「どんな材料が必要
なのか」を判断しやすいのです。


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少し高い買い物、していませんか?
 
ある一つの材料を購入しようと思います。
で、このような材料です。
SS黒皮材、12mmの厚み、縦寸法が100mm、横寸法が200mm
の平鋼1個。

さて質問。
あなたはこの材料をどのように表記して見積りをかけますか?

@ SS 12t×100×200  1個 
A SS 12t×200×100  1個

どちらも規格表にあるサイズで重量も同じです。

「どちらも重量が同じだからAでもいいか!」
と思われた方は要注意。

当店の場合、Aの単価が@より高いお値段で回答します。
(10円くらいの差でしょうか?)
と言うのは、

同じ厚みでも規格幅の広い方を切断すると、キロ当たりの単価
が高くつく
のです。

もう一つの理由として、

鋼材の切断は切断長さが短くなると、長く切断するより割高に
なるのです。

これは軽量な材料ではキロ当たりの単価だけで値段を出してしまうと、
単価が出ないからで、これに作業代金としてプラスするのです。
お店の切賃に関する考え方は色々ですが、これは寸法切り全般に
言えることです。
だから@がお勧め!

一つであれば値段の差は少ないのですが、数量が増えるとその差は
大きくなります。 
切断面を気にしないで溶接に使用する場合や六面全加工してしまう
場合などは、このような工夫で少しでも材料費を節約します。
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どんなサイズに仕上がりますか?  @
 
一つ一つの部品を図面より、最終的に仕上がるサイズを拾い出し,
2〜3mm以上程度 (仕上げ程度や加工する人によって、仕上げ
しろの程度が違います) をつけた大きさの材料を検討します。

これを鋼材の規格サイズから、それに見合う近いサイズを見つけ
書き出していくわけです。

”近いサイズ” と言いましたが、近いからといってそれよりも規格
サイズが小さいものを選んでは、目的寸法に仕上がらない可能性
があります。
だからといって「0.5mm大きいサイズだからその規格サイズにし
ます。」 というのもどうでしょうか?

例えばこういう場合です。
SS材の部品の厚み仕上がりが11.5mmだったとします。
SS400黒皮材から選ぶとすると、一つ上の厚み規格サイズは
12mmになります。 
これはどうでしょうか?

まず、規格サイズと仕上がりサイズの差は0.5mmですが、両面
仕上げにしろ片面仕上げにしろ仕上げる事ができるでしょうか。
またこのようなことがあります。

それは規格サイズというのは呼びだけのものであるという事.。

規格サイズはあくまでもJISで定められた数値で、決められた誤差
内であれば鋼材は流通しています。
12mmと言う呼びであっても11.7mmしかない事もあり、このような
材料に当たるとすれば仕上るところか使い物になりません。
(ほとんどの規格材料はマイナス目のサイズです)

結局はもう一つ上のサイズの16mmを選び直して買いたす事になり
ます。(ここから損が始まっています)

そのようなことを考えに含めて、サイズ選びは慎重にしたいものです。
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